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2009年9月19日(土)
サンシャイン劇場でゲキハロ、サンクユーベリーベリーをを見てきた。
2公演目だけ入った。

席は1階18列16番中央で非通路で単番だった。
はじまってから10分経って席に着いたので序盤の流れが分からなかった。
席に着いたときちょうどりぃちゃんが「ながくもさとこ」と呼ばれ
中央のスタンドマイクに立ったところで、いきなりりぃちゃんと
ゼロずれになれたのでよかった。

ストーリーは女子高生が合唱で競うというハモネプ的なテレビ番組があって
それに弁天女子学院のさとこ(りぃちゃん)、かな(キャプテン)、かおりん(佐野さん)と
丸富高校のみち(ちな)、あびこ(みや)、きょうか(友理奈ちゃん)のそれぞれ高校の
決勝までの紆余曲折を通して笑いと感動をお届けしていた。

決勝戦の丸富と弁天のそれぞれの歌ではムラパンは両方とも涙が止まらなかったけど
丸富の方により感情移入できた。

丸富は偏差値の低い高校という設定でテレビ番組「あの子歌」になんて
出られるわけないと思っている。
そんな中、きょうかがまなか(もも)の協力を得ながらあびことみちをなんとかあの子歌に
一緒に出てもらおうとがんばるわけだけど、そのときのあびことみちこと、みやとちなの
頭悪そうな女子高生の役の迫真の演技が本当によかった。

一方弁天はさとこことりぃちゃんが舞台上でも
この子には幸せになってほしいと思わせるような不幸が次々に起こっていくけど、
高校生とは思えないよくできた娘ハコ(まぁ)の協力もあって
再びあの子歌への情熱を取り戻していく。

達観した娘ハコが「もう少し子供のままいさせてくれないか」と願うさとこも、
自分だけ不幸を背負っていたように思っていたが、それは思い違いで、
決して自分だけそうなんじゃないことに気づき成長していく過程は感動的だった。

ムラパンが一番涙が止まらなかったのはさっきもいったけど
決勝戦の丸富高校が歌う前のあびこ(みや)のセリフだった。
美稲(うましね)先生が死んじゃったと勘違いしていつもは番組の本番中でも
そのウカレポンチぶりを発揮していた丸富高校の3人が今回は笑い一切なしで、
一番聞いてほしかった(生きてるので聞いてるけど)先生に捧げるメッセージの部分だ。

「17年間生きてきていつの間にか自分をなんでもない人間と思うようになっていた」
ではじまるセリフ。
今こうやって書いてるだけでも大粒の涙が流れてしまった。
みやの抑揚のない言い回しが真に迫っていて心を震わせる。


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