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2009年3月18日(水)
池袋シアターグリーンでかば3を見てきた。

1列10番、非通路単番だった。一番前のど真ん中だった。

2008年6月にしばっち出演の舞台ネムレナイトでも同じく最前のど真ん中というのが
あったけど、舞台だとそこまで前じゃなくても、というのがあるんだけど、
よく最前が来る。

こんなに前だと例えばしばっちはわかなちゃん役でスカート履いてるんだけど
ストッキングの上部の方まで見えてしまうから目のやり場に困るし、
それは高校時代の再現シーンの制服姿でも同様だ。

マサオさんはれいちゃん役で「ヒポポタマスに花束を」を熱唱するわけだけど、
熱唱してるときに首すじに浮き出た血管まではっきり見えるという近さだ。

だけど舞台だけに、全体を見渡すにも一度に視界に入らないし、物陰になって
見えない部分とかもあるし、そんなに一番前だからっていいというわけでも
ないけど、そんな中でも一番前で見ることができてよかったなと思ったのはやっぱり
4姉妹がそろって歌う歌だね。

1でも同じように歌うシーンがあったからなのか、なぜか懐かしく感じる風景に
しばっちの伴奏が始まるよりも早い歌いだしの時点ですでに夢見心地な気分になっていた。
途中からは誰かひとりに焦点を当てて見てなくて、何か全体でひとつの絵画を見ている
ような視点で、歌声と風景に浸っていた。

前向きな4姉妹だけに、このノスタルジーに浸っているなんてことはなく、
ただ、この頃の結束というか家族の絆があれば、これからもみんながそれぞれうまく
やっていけるでしょ、という方が舞台のテーマとしては主なんだけど、
ムラパンなんかはもうこのノスタルジーに永遠に浸っていたいって思っちゃう口だからね。

舞台上でもあと2回くらい続けて歌ってほしいなとか思いながら見てた。

ラストシーンは死んでいるはずの4姉妹の父、ケンタローが登場してくるんだけど、
ここは4姉妹にだけまるで生きているかのように見えているというのが本当のところ
なんだろう。

ムラパンが考えた解釈としてはかばが3部作で完結するから、最後はマンガの最終回みたいに
最後の1コマで今まで登場してきた人物が物語上は死んじゃった人も含めて
「今までご声援ありがとうございました」的に全員が描かれているのと同じように
そういう意味合いで登場させたんじゃないかな、などと思ったりした。

舞台後はアフタートークだった。
ムラパンはトイレに行きたかったけど舞台の時点ですでに限界を越えていて
トークショーの準備のためしばらくお待ちくださいというアナウンスがあったら即行で
トイレに向かおうとしていたんだけど、ほぼ準備時間もなくすぐにメロンが登場した。

トークショーは作・演出の太田さんとメロンの4人としとねちゃん役のみーよが出ていた。

舞台の練習中のエピソードとしてはりおなちゃん役のあっすー(おかいあすなちゃん)が
人気だったとのこと。マサオさんとしばっちがあっすーのことを話してた。

連想クイズ的なものをやったときに「おおたよしなり」と言えば?と問題が出たときに
あっすーが「誰?」と言ったので太田さんはかなりショックを受けたとか、
岡井ちゃんみたいにこれからはあっすーのエピソードも増えていきそうだ。

メロンもそうなんだけど、しとねちゃん役のみーよもセリフ覚えるのが早いそうだ。

れいちゃんは「ヒポポタマスに花束を」をシングルカットしたいという野望を
話してたし、ムラパンは4人の歌をDVDの特典映像として希望したい。


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