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2008年4月30日(水)、5月1日(木)
池袋シアターグリーンでかばを見てきた。
かばはメロンの舞台のタイトルだ。

4月30日はA列12番。非通路単番だった。
A列の前に1列があるので最前ではない。2列目だ。

今日が初日だった。

2列目でもかなり近いので細かい表情とかも分かりやすくていいけど
全体を見渡すにはやっぱりちょっと近すぎるかな。
サンルーフ付きのベランダを見るときなどは家の中の様子が見られないといった感じだ。

でも去年の宇宙にタッチのような汗が飛んでくるような激しい芝居ではないので
2列目でも問題なかった。

わかなことしばっちのピアノがよかった。
最終的にはわかなちゃんのためにムラパンがピアノ弾いてあげたいっていう
気持ちにさせてくれるけど、序盤と、姉妹4人でわかなちゃんのピアノで歌うシーンは
一番好きだ。

「かば」の部分は周りがその対象に持つイメージとその対象が持つイメージと違う部分
というのを集めていた。
メロンの4人に限らず、出演者全員が、そういうイメージと違う部分というのを
持っていて、じゃあ本当の自分て何だ、イメージと違ってちゃいけないのか、
イメージと本当の自分が離れていたらそれは知らせるべきなのかといろいろ考えることが
できるようになっていた。

着物を着た女性が「だって私、男ですから。」というのは一番イメージと違っていた
ところで、大オチとして使っているけど、女性が演じているから絶対にその人が
男だとは途中まで思わないからインパクトもあるけど、それだったら男の人が
その役を演じてほしいなと思った。
セリフで男と言われても、だって女だし、って思っちゃう。
それなら女にしか見えない男の人が最後に男ですからって言ってえー!ってなりたい。

5月1日は9列14番、前横通路の単番だった。
前に1列とA列からH列まであるから実質10列目かな。

元々ある席と席の間の通路にキャンプのときとかに使う簡易イスを並べた列なので
H列の人が頭がデカかったりするとそれだけで見にくいけど、幸い開演ギリギリまで
ずっとデカい声でしゃべってた目の前のアホは最初やたらと正しい姿勢で見てたので
見づらかったけど、段々姿勢が悪くなってイスから頭があんまりでないくらいに
なってきたのでよかった。

今日はしばっちのピアノのシーンではしばっちの手を双眼鏡で見た。
昨日は近かったのでしばっちが本当に弾いてるのは分かったけど、今日見てたのは
それを確認するためではない。
なんか手を見てるだけで感動できた。

昨日との違いは、ラストシーンで、わかなことしばっちはえつこことむらっちと
れいこことマサオさんと、やよいことひとみんとは離れて、ベランダから3人の
仲睦まじい様子を見て微笑んでいたんだけど、今日は4人ともひとつのふとんの上で
笑い合って終わっていた。
ムラパンもこっちの方がいいと思った。
昨日は初日だったけど、なんかあのラストだとまだわかなちゃんが溶け込めてないな、
これから前途多難だな、という印象を与えるけど、今日の終わり方だと、
これからのわかなちゃんと3人の関係に対して何か期待を持てるような終わり方だからね。

今日は舞台後にトークショーもあった。
作・演出の司会のおおたさんは、ビギンかと思った。タモリ倶楽部のね。
しばっちは明るいシーンが好きと言ってたけど、みんな最初の振る舞いと違って
こういう面もあるんだよ、というシーンが見せ場になってるので、ムラパンは
一概には明るいシーンだけが好きとは言えないけど、しばっちの言う意味は
演じていて楽しいという感じだと思った。


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