2007年5月12日(土)
シアターグリーンに私を土星に連れてって〜RPG Fly Me To The Saturn〜を見にいった。

席はA列15番。単番で通路だった。舞台終わりにミニライブとかがあるわけではなく、
終演まで席を立つところは無いので通路は全く関係ない。

会場に入るとファイナルファンタジーのオープニングのボーカルバージョンが
流れていた。

土星という単語は劇中に2回くらい出てきたけど、そんなにストーリー上重要と
いうことではなかった。ただ単にこのストーリーを考えた人がハードとして
セガサターンが好きだっただけだと見たがどうか。

しばっちが月子ちゃんで、むらっちとひとみんとマサオさんがゲームの中の妖精さんで、
それぞれリン、ガー、ハットだったかな。よく聞き取れなくてパンフレットも買って
ないので、名前は分からなかった。月子ちゃんのゲームの中の名前もホワイトなんちゃら
とじゅげむ並に長い名前だったので覚えられなかった。

主人公のノボルは近くにいる月子ちゃんの存在を最後の最後まで気づかないという
ヒドイやつだ。物語中ではその意味ではなく、別の意味でいろいろ現実でヒドイやつ
扱いされ続けていて、ゲームの中に逃避していた。

ムラパンがよかったのは、月子ちゃんだね。内股がかわいい。ノボルの部屋の
キッチンがムラパンの目の前なので、月子ちゃんが勝手に冷蔵庫をあさったり
棚からナベを出して料理したりするので、ずっと目の前に月子ちゃんがいてよかった。
まな板で野菜を切ったり、ナベに入れて温めたりというのをジェスチャーでやってるので
ああ、ヤン土クッキングのときもこうやって作ってるんだなあ、とパティシエの
料理風景に思いを馳せていた。

最後の最後に目と耳と口と鼻と対決する場面では楽しそうにダジャレを言ったあとに
またもやムラパンの目の前に来てくれるので、いっぱい月子ちゃんを(その対決シーン
では、ホワイトごこうのすりきれどうのこうの)見ることができたし、
笑顔で場面転換するときに目が合ったりしてよかった。

開始当初はどんな物語か全く知らなかったので、とりあえずマサオさんだけ
見られればいいかなと思ったけど、そういう見方はある意味できない芝居だった。
でもマサオさんのことはたくさん見た。
マサオさんのダンスは他の人よりも遠心力が多くかかっているようなダンスだ。
いや、ムラパンは決して何も言っていない。素晴らしいマサオさんのボディに
見とれてしまった。
テラスノーボールという呪文を魔法使いが放ったときにマサオさんがそれを
食らって床に倒れるのだが、そのときは目の前でマサオさんが倒れていて、
場面はその最中もどんどん進んでいくんだけど、マサオさんから目を離すことが
できなかった。

ひとみんはマゼンダや半蔵門さんのような強力なキャラをもらえなかったからか、
あまりインパクトとしては残らなかった。妖精さんたちも基本的にマサオさんが
オチだったし、「オゥオゥオゥ!」と妖精とは思えないガラの悪さで登場して
くるのもマサオさんだったので、ひとみんは今回はおとなしかったね。

あとは主人公と囚われていた女の子が再会し、結婚することになるときには、
一般的に歯の浮くようなセリフを次々に並べ立てて場面が進んでいくんだけど、
ムラパンが、なんか所在無いというか居心地の悪い感じの表情になると
その瞬間にむらっちと目が合ってなんとなくむらっちはそれを見て笑ったような
表情を浮かべていた。

話としては主人公が葛藤の末、目覚めるという大筋があるけど、ムラパンは
そこには大して魅力を感じなかったけど、勢いで楽しめたのでよかったかな。
新喜劇的にズッこけるところで月子ちゃんが真顔ででんぐり返しするところとか
かなり面白かった。

ゲームの中の戦闘と、会社の日常業務がダンスなのがよかった。

モヒカンの女性がいるんだけど、ムラパンの昔の会社の同僚(男)にそっくりで
楽しかった。もちろんその同僚はモヒカンではないけど、それ以外の部分がそっくり。