2006年5月4日(木)
中野サンプラザでおとなのなみだを見てきた。
2公演中2公演に入った。
1回目は1階1列中央ブロックの左側通路からひとつ入った席、単番だった。
1列と言ってもそれよりも前に0列が4列もあるので、実際には5列目だった。

好きすぎてバカみたいの時にみうなと目が合った。
みうなは人形のような目をしていた。それは人形みたいにかわいいということではなく
生命を持たない物質である人形の虚空を見つめているような視線と、同時に人形で
ありながら深淵で遠大な思慮があることを感じさせるような不思議な視線だ。

そんな目で見つめられたからというわけではなく、みうなをずっと見続けていたけど
それ以外ではみうなはあんまり見てくれなかった。

生演奏のときは座っているので踊ったり出来ないし、静か過ぎて歌うこともできないので
まっつの歌声でも聞きながら眠っていたいのだが、5列目では眠ることはできなかった。
まっつが近すぎて目を閉じさせてくれないからね。

アンコール前にまっつがいったんはけていくときに、ムラパンがみうなを
見続けていたためか、ずっとバイバイと手を振りながらはけていくときにムラパンの
ところだけ、ちょっと視線を高めにして避けて、ムラパンの位置を通り過ぎたら
また視線を前の方の席の人たちに向けてまるでムラパンだけを避けたような
感じになったのは、意図的ではないけど、あ、これはみうなばっかり見てる人には
手を振ってあげないよ、ってまっつがわざと避けたのかな?と思ったら面白かった。

夜は1階14列右サイド、通路ではない、単番。
この位置でも微妙にまっつは目を開けているか閉じているかは分かると思うけど、
生演奏のときに眠ることが出来た。とても心地よかった。
この休憩のおかげで次からも暴れることができる。

みうなは目を閉じるとまぶたに宇宙が見えるということを話していた。
ムラパンは残念ながらまぶたに見えている宇宙のようなものは、目を開けていた
ときに見ていた映像の残像、光の残像であることを知ってしまっているので、
宇宙だということは思えないんだけど、みうなのその発想はムラパンの小さい頃の
発想と同じなので好印象だった。みうなのそういう事象への感動の仕方が好き。

エンディングでもみうながその宇宙の話をしたので、ムラパンをはじめ、みうな派の
人たちが、一斉に盛り上がると、お花畑トークは引くものだと思い込んでいる節のある
まっつが、この盛り上がりを意外なことのように捉えて、
「え?この話ノリノリなの?」と聞いていたのが印象深い。