ムラパンさんのホノルルレポート

2004年3月28日(日)
ハワイでごっちんのミニライブを見てきた。ワイキキのビーチよりちょっと
先に行った港の近くにあるホテルのホールだ。ムラパンの席は664番だ。
600番台は右サイドというだけで、そんなに後ろというわけではなかった。
でも激しく通路じゃなかった。ムラパンの列は13席あって、通路までには
左が5席、右に7席と、通路からはもっとも遠い席だった。
しかもライブが始まってから気づいたことだが、ムラパンの席の前には、
バクさんのかばんのバクさんのような、最近の例だと大山田さんのような
風貌の180cm越えの大男がいて、しかもその大山田がとても高いジャンプを
繰り返すのでとてもじゃないけど、ごっちんのことなんか見れなかった。
もう左右にも前にも高い壁を築き上げられて幽閉されている感じだった。
こんな状況じゃ、これはごっちんが「ハワイであんまり無茶しないでね。」
とムラパンのことを気遣ってくれて、こういう位置になったんだ、と無理矢理な
スーパーポジティブシンキングをするのがせいぜいだった。
はじめはプレゼントの抽選だった。ムラパンは全く当たる気がしないので
冷静に黙って座っていたが、ムラパンの隣の人が難聴の人で、番号が聞こえない
とのことだったので、その人の分の番号も聞かなければならないので一応
注意深くは聞いていた。その難聴の人は、普段はいつもライブに一緒に行っている
友人もハワイに来ているから問題ないということだったが、この会場では
座席が抽選だったのでその友人と席がバラバラになってしまったということだった。
残念ながらムラパンもその人も抽選に当たることはなかった。
ごっちんが抽選も半分位済んだところで、「私、昔からクジ運が悪いんですよー。」
と言っていたが、意味が分からなかった。
今、他の人にどんどんプレゼントが当たってるけど、本当は運命の人ムラパンに
プレゼントを当ててあげたい。だけど当たらないからクジ運悪い、という
スーパーポジティブシンキングをすることによってようやくその意味を理解できた。
長い抽選もようやく終わった。これをライブの間にやらないのは正解だと思った。
12月のまっつのイベントではライブの途中にやって汗がひいちゃって身体を
もう一度ほぐさなきゃいけなかったからね。

ライブが始まった。どんな状況だって楽しもうとしなきゃ楽しめないということで
楽しむことにした。さいわい、隣の難聴の人もライブ慣れしていて、普通に
盛り上がっていたのでムラパンも安心した。
その人のさらに隣は4、50代のおばさんだが、そのもう一個さらに隣にいる娘が
背中に「後藤真希」と刺繍されたヒョウ柄の特攻服を着ていたりするので
たぶんこういうライブも慣れているだろうということで気兼ねなく行くことに
した。
最初は抱いてよ!Please Go Onだ。大山田のせいでステージ上のごっちんは
チラチラっとしか見えないが、楽しむことにしたので楽しんだ。ケリの時は
ムラパンの方を見てくれた気がしたが、せまいのでケリのアクションは
できなかった。
続いて盛り上がるしかないでしょ。盛り上がるしかないので盛り上がった。
これはごっちんがステージ上をよく移動してくれたので、大山田の陰になることが
少なく、比較的ごっちんをいっぱい見ることができた。ただしこの曲は
ムラパンの方がキチっててステージを見ることができないのだが。
3曲目はサヨナラのLOVESONGだった。その前にミュージカルの話をちょっと
してくれた。ごっちんの個人的なヒットはおばあちゃん役でDANCE×3を
踊ったところだとか。ムラパンもそこは印象に残ったのでレポートに書いたけど
やっぱりあのおばあちゃん姿で、腰を少し曲げながらも軽快にステップするのは
ごっちん的にもコミカルで印象深かったみたいだね。ムラパンもごっちんと
結婚して、ユキノおばあちゃんのようなしあわせなおばあちゃんのごっちんを
見てみたいなあ、と思ったのは、ミュージカルのときで今日は思わなかった。
さよラブは、まさか大山田もジャンプしたりしないのでじっくりごっちんを見て
聞くことができた。
おふざけKISSはカップリングという紹介だけで、曲タイトルのコールは
無しに始まった。ムラパンはヴァンパイアハンターのザベルが勝利したときの
ノンディストーションのギターと同じ音が鳴った瞬間にすぐにおふざけKISSと
分かった。いやあ、ショートバージョンとはいえ、この曲がライブで聞けるなんて
とってもうれしかった。エンディングはイントロのギターサウンドと対を
なすかのように、ごっちんがチャーリー・コーセーの歌うワルサーP38の
最後みたいに、変な感じーーーイーーーと歌うのでそこは一緒に歌った。
ごちゃまぜLOVE。これもライブで聞くのは初めてだ。ライブで聞いたこと
なくてムラパンの好きな曲ばかり歌ってくれるなんて。こちらはフルバージョン。
CDに入っていたコメント部分はもちろんないよ。この2曲、ホノルル空港で
もらったツアーパンフレットの中に、歌いたい曲としてごっちんが2曲
挙げていたのだけど、ムラパンが日本から持ってきたMP3プレーヤの中には
ちゃんとこの2曲は入っていた。だから余計にうれしい。
ビーナスムース。ごっちんソロ。これはごっちんのいないビーナスムースなら
モーニングコンで聞いたことあるけど、もちろんごっちんソロは初めてだ。
大山田の頭と曲に合わせて振っている腕の隙間からごっちんを見ていた。
スクランブル。フルバージョン。ごっちん自体はあんまり振りをやってなかった
けど、ムラパンは踊って歌った。
最後は晴れた日のマリーンだった。普段、会場の盛り上がりとはうらはらに
ムラパンは一番普通にしている曲だが、今日の昼、ホテルのベランダから
ワイキキビーチの沖合の船とかを眺めているときにちょうどMP3プレーヤから
この曲が流れてきて、晴れ渡った青空を見たら、おお、晴れた日のマリーンじゃん
ハワイにぴったり、と思ったばっかりだったのでとってもいい選曲だと思った。
だから普段は跳ねないが、今日は跳ねてみた。短パンがずり落ちてきた。
シルクのパンツを履いていたのでツルツルすべって歯止めがかからずどんどん
ずり落ちた。なのでひんぱんに短パンを上げながらの晴れた日のマリーンだった。
大山田もがんばっていたのでごっちんはチラチラっとしか見えなかったけど。

曲の後、ごっちんの話があった。ハワイでこんなライブができるなんてうれしい
という趣旨のことを言っていた。ムラパンも全く同じ感想だった。
こうしてあっという間の、抽選会を含めれば比較的長かったイベントは
のこすは握手会だけとなった。
ムラパンはアディダスのTシャツから「アロハ」の手の形の絵のTシャツに
着替え準備を整えた。手紙も何故かハロショで買ったごっちんの下敷きの
ビニールに入れていた。手紙が折り曲がらないように下敷きのビニールに
入れているのだが、ただの茶封筒なので下敷きで見栄えをよくしている。
ムラパンはごっちんにこんなこと言おうと考えていた。
「自分はごっちんだいすっきだけど、ごっちんはそれ以上にムラパンのこと
だいすっきって本当?」
アルバム曲「秘密」の歌詞からの流用だが、ごっちんがそれに気づかないと
「はぁ?」ということになるので直前でやめた。

ム「コンサートで毎回、「私のこと好き?」って聞いていいよ。」
ご「ホントに?」
ム「毎回「だいすっき」って答えるので。」
ご「マジっすか?」
ム「今日楽しかった。」
ご「ありがとう。」
ム「アロハー」
ご「アロハー」

握手の感覚は全く覚えていない。握手し忘れたんじゃないかと思うくらい。
あとムラパン自身がしゃべるのに必死でごっちんの言葉をよく聞いてなかった。
ムラパンの今日楽しかった、のあとはごっちんはもうひとことふたこと言って
いたかもしれないが覚えていない。
ごっちんとしゃべったらどうしたって顔がほころんでしまうが、ステージから
下りる階段のところでは顔を引き締めて真顔に戻った。何故なら階段の下には
12月のハワイツアーでツアーデスクでお世話になった、もはや愛称しか
覚えていないが、タケちゃんが握手終わった人の誘導係として立っているのを
握手の前に確認して知っていたからだ。
3ヶ月前から少し髪の伸びたタケちゃんとは今回はバスが違ったので会わなくて
済むと思ったのだが、ここへきてついに対面してしまった。ムラパンが
なるべく目を合わせようとしなかったので向こうもあまり見てこなかったが、
チラっと見てしまったときに「このDDが!」みたいな顔をされたような気がした。