ムラパンさんの246沿いレポート

2004年2月21日(土)22日(日)
246沿いにある青山劇場でごっちんのミュージカル、サヨナラのLOVEソングを
見てきた。21日は昼と夜、22日は昼だった。
21日の昼がムラパンにとってはじめてのミュージカルだった。
席はK列左サイド通路だった。前半は病院のナースステーションを舞台にほぼ
というか全て笑いの要素だけで話が進行していた。ストーリーが深刻になって
いくのは入院患者であるサドイさんがジャーナリストであるということが
判明したあたりから。大量生産大量消費によってまだ使える物がどんどん
捨てられていく。増築改築を伴う設備投資による病院の経営規模拡大。
トータルでバブルという世相を批判したかったのだろうが、そこをトータルに
考えて批判しても説得力が足りなかった。また、批判する対象も違った。
サドイさんは世界中でいろいろなものを見て、体験し、考えたのかもしれないが
ジャーナリストとしてはその考えを発言する機会や場所、タイミング等を
もっと選ぶべきだった。そういう批判をバブルのときも冷静に機会を捉えて
続けていたジャーナリストがバブル後にやっと目が覚めた寝坊すけさん達にも
認められたわけだし。
ムラパン的にはその後の人生をゆきのちゃんと幸せに過ごした劇中の方の
サドイさんを激しくうらやむわけだけど。
ごっちんが想定してたであろう涙を流すシーン。ムラパンはそこではジュニアの
あまりのバカ息子ぶり、というかあまりの分からずやぶりに憤りを感じたり、
ゆきのちゃんがあんなに泣いているのにどうすることもできない自分に
もどかしさを感じたりでまったく泣くことはできなかった。3回見たけど、
1滴も流れなかった。ミュージカルを見て、何かを感じて心を動かされ、考えた
のは確かだ。それが涙ではなかっただけで。
その他で21日の公演を見終わった段階で気になったところは、婦長のフジコさんは
マジ殴りされているのに、ジュニアはパパに殴られるときに効果音だけで、
本当には殴られていないのが不思議だった。ジュニアの方はあの勢いで本当に
殴られていたら、次の公演は今回とは違う人相で出なきゃいけなくなっちゃうし、
オイオイ、ジュニア、軽い胃潰瘍で入院してる場合じゃないだろ、整形外科行って
顔を治療してもらわなきゃ、ってことになっちゃうからね。
あとは21日夜は救急隊員から看護婦への患者引渡しの際に、患者の現在の
症状の報告がなかったとかそういう細かい部分はけっこうあるかも知れないが、
覚えてるのはこのくらいかな。

今回ゆきのちゃん役であるごっちんはいい意味でとけこんでたね。ごっちんだけを
ジーっと見てるよりもストーリーを見たほうが100倍面白い。ごっちんだけを
見たい人のためにはちゃんとミニライブも用意されているわけだからね。
華はあるけど枯れている。なんじゃそりゃ?
目立つ花だけど、周りとの調和も取れている。そんな感じかな。
18歳のセーラー服のゆきのちゃんと64歳くらいのゆきのおばあちゃんが
同じ踊りを踊るんだけど、その対比もとっても面白いね。
格好だったり背すじが曲がってたり、手足がピンと伸びきってなかったりと
だいたいおばあちゃんなんだけど、当然リズムはa tempoで動いてるわけだから
「ばあちゃん、若えな、、、」ってついつい言いたくなってしまう感じで
すっごく素敵だった。

ミニライブが始まった。ライブがどうやって始まるか知らないので最初っから
着替えておけばいいのだが、客席が暗くなってから着替え始めたので遅れた。
最初はうわさのセクシーガイだ。wanna do loveくらいで踊り始めることができた。
通路から2席使えたのでたっぷり踊れた。ごっちんのライブ久しぶりだな、
と思った。ハロプロコンをカウントすれば、それぼど久しぶりでもないのだが。
ココナッツが出てきて原色ギャルだ。スクランブルはエンディングでイントロの
ダンスをするという変則バージョンだ。エンディングを歌ってたら1フレーズ
少ないので、アレ?と思ったが、ごっちんが本来のオープニングでやるはず
なのにやらなかったオープニングのダンスをエンディングでやっているのが
すぐに分かったので、なるほどね、とすぐに納得した。
MCは雪についての思い出だった。ごっちんは雪を見るとはしゃいじゃうらしい。
このMC中に2回も「雪見るとはしゃいじゃう。」って言ってたので、その度に
ちょっと腕で波の形を表現してみようかなと思ったけど、トロ恋の
「はしゃいじゃってよいのかな?」のフリであることはひょっとしたら
だれも気づかないかもしれない状況だったので、なんとかこらえた。
こないだも降ってきてはしゃいでたら全然積もらなくてガッカリだった。
ってそれはやっぱりムラパンがフットサルやってた日だよなあ。
その日しか東京(とその近郊)は雪降ってないし。
雪の思い出はゆきのという役名とかけたんだって。
そして愛のバカやろう、抱いてよ!Please go onと続いた。
たった5曲で1時間以上も汗が引かないんだからいかにムラパンが運動不足か
ということだね。いやいや、今日が2月にしては暖かかったということだ。
じゃなくてこのミニライブが盛り上がったということだね。
夜はディスコの思い出という話だった。
このディスコの思い出によって会場全体がごっちんのスッポンポンを想像した。
間違いない。

22日は電車がまともに動いてなかったせいで、開演から1時間も経ったときに
ようやく会場に着いた。本編はたぶん1時間半くらいの長さだと思うので、
すでに半分以上が終わっていた。ゆきのちゃんがサドイさんに東南アジアの
ジャングルの話を聞いているシーンだった。このシーンはステージ上のライトも
暗めで、客席も真っ暗なので座る席が見えずに苦労した。
しかも通路から一番遠い真ん中の席なので人の荷物や足にぶつかったりしながら
人の気配が無さそうな席に思い切って座ったら誰もいなかったので座れた。
よかった。席はN列中央、ど真ん中の2席。一緒に見る予定だったカ○オさんが
おとめコンに行ってしまったために2席使って見ることになった。
昨日の夜言ってなかった救急隊員から看護婦への患者引渡しの際の病状報告は
今日は言っていた。
ゆきのおばあちゃんはなんか昨日よりすごい若々しく踊っていて全然おばあちゃん
っぽさを感じられなかった。ムラパンが見慣れちゃったからかな。
それよりも前半の部分は見ることができなかったので前日との比較すらできない。
22日のミニライブのMCはデビュー曲愛のバカやろうについての思い出だった。
Mステでののとあいぼんが先に歌っちゃったというエピソードを披露してた。
やっぱりアレはいつまでたっても相当なインパクトだよね。