ムラパンさんの浜町レポート

2003年5月31日(土)
明治座で江戸っ娘。忠臣蔵を見てきた。今日が初日だった。席は18列だった。
ジ○ロさんと連番だった。
ごっちんのミュージカルが期待値0で行ったら200%の満足度だったので今回は
どんなにへっぽこな事前情報が流れていても多少の期待をしていた。
期待以上のものが見られたのでよかった。
時代劇の要素を取り入れた楽しいエンターテイメントだった。
どういうことかというと設定を分かりやすくしたということ。
現代劇のような複雑な人間関係をまず理解してもらうといったようなことに
時間を割くのをやめて、殿!家来!庶民!みたいに日本人ならそう聞いただけで
どういう役回りをするのかというのが1発でわかる設定を持ってきて、
あとはその枠内で繰り広げる笑いの方をたっぷり楽しんでもらおうという寸法だ。
役名を聞いただけでどんな立ちまわりをするのか分からないという小中学生は
まだ日本人とは言えないので勉強しようね。
もちろんそれが理解できない人でもののだけ見てても十分楽しめるから大丈夫。

時代劇なんだから、時代考証は?なんてことを言ってはいけない。
ムラパンも最初自由、って言葉が発せられるのを聞いて、あれ?自由っていうのは
明治になって福沢諭吉が英語の本から翻訳して初めて出てきた言葉なんだから
この時代のセリフではおかしいのでは?なんてことを言おうと思ったが、
そういう劇じゃないことを理解したので言うのを止めた。
そんなくだらないこというくらいだったらつねが異国に売られるときに、
買うよ!と突っ込んで、人身売買キター!と言った方が絶対正しい見方だね。
この劇に関していえば。
ほんと最初にこれをひとりで見ないでよかったかもしれない。
ひとりで見てたら今ごろこのページは福沢諭吉が自由という概念を知らない
人達にどうやってそのことを伝え理解させたのかというはなしが展開してた
かもしれない、危ない危ない。

医者の娘、だんご屋の娘として毎年父親との亀裂が取り沙汰されるなっちだが、
今年も茶屋の娘として父親との対立が浮き彫りになった。
劇を見終えた人達がみんな一様になっちの父親に反抗するときのセリフに
懐かしさを覚えていたのは笑った。
対立の後の和解が見ている人が感動を得られる一要素だったんだけど今回も
和解をすることはするけどそれによって感動するといったところにまでは
至っていない。また、感動させようという演出になってるわけでもない。
とにかく笑いにのみ的をしぼった芝居だった、ってそれは言い過ぎか。
蘭丸ちゃんがとってもキュートで最高だった。
ごっミュー好きとしては、あさみちゃんの見せ場が全くないのでそこだけが
ガッカリだった。
ライブでは6期の3人がいないがまだ違和感はない。
ほとんどののしか見てないのであんまり分からないが、ここにいるぜぇで
みんなみんなそうなんだ〜WO OhのWO Ohは圭ちゃんが言うところなのだが
そこをミキティが言っていた。うれしかった。